宮越商事、中国で外資企業として初めての独資医薬卸会社の設立認可を取得 |
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○ 世界で初認可 |
この度宮越商事は、中国政府の認可を受けて外国企業としては初めての独資
100% による医薬卸、貿易会社「隆邦医薬貿易有限公司」を資本金 10 億円で設立することになりました。 |
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○ 中国医薬市場の成長性 |
中国医薬品市場は現在約2兆円弱の規模で世界市場4%程度を占めるに過ぎませんが、過去25年間2ケタ成長を続け、特に西洋医薬品市場の拡大は著しいものがあります。ここ数年の成長率を前提にすると2011年には日本市場を追い抜くことが予想されます。ただ、中国市場の医薬品の95%が後発品であり、WTO加盟により昨年12月から流通市場の開放も始まり中国医薬企業による研究開発力の強化や流通・物流サービスの強化は緊急の課題です。一方、日本の医薬品市場は現在約6.5兆円(世界2位)規模ですが、少子高齢化時代を迎え政府は薬価の引き下げ、医療費削減政策を続けこの数年間市場規模は横ばいで推移しています。この様な中、国内は生き残りを掛けた業界再編淘汰の時代に入ってきています。 |
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○ 認可の背景 |
宮越商事は1975年上海に音響機器製造の合弁会社を設立したことを始めとして1987年には深せん経済特別区に外資企業第1号の家電製造工場を設立するなど中国政府の要請を受けて30年間に亘り積極的に投資を行ってきました。この度中国政府の要請を受け中国の医薬産業に参入することとなり、医薬卸・貿易会社の独資による初の設立認可を取得したものです。 |
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○ プロジェクト推進に関して |
本プロジェクト推進には元行政府関係者、海外留学医学博士、業界専門家などの医療関係エリートを招集し、2006年3月末には50人程度の人員規模を予定しています。 |
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○ 隆邦医薬の成長性 |
この度中国政府より認可を受けた隆邦医薬の設立は日中医薬市場の事情を鑑みると絶妙のタイミングと思われ、今後隆邦医薬は中国主要5ヶ所(北京・上海・長春・成都・深せん)に拠点を設置し全国規模の医薬品卸事業を展開する予定です。医薬の専門家を内外から結集し先進の情報システムによる顧客情報サービス・物流の構築を行い、また現地大手企業・研究機関との様々な提携も予定しており、2007年売上は3億人民元を予想しています。 |